2006/09/21

ロシアン・レンズ~MIR-1B 37mm/f2.8

さてさて、お待ちかねM42シリーズ 第2弾。
今回からはいよいよ『ロシア製レンズ』の登場だ。
今日我が家に届いたレンズは、『MIR-1B 37mm/f2.8』という なんとも中途半端な画角のレンズ。
が、α7Dに付けると、約55ミリの標準レンズとなる。




さっそくα7Dに付けてみたのだが・・・・
前回のTAKUMARと逆で、レンズ先端側に絞り環、そしてマウント側にピントリングがある。
ところがこのレンズにはその間にもうひとつリングが存在する。
「これはなんじゃあ??」
さっそくネットで調べてみたのだが このレンズ、「プリセット絞り」という聞き慣れない機構を持つそうだ。
前回のTAKUMARは、「実絞り式」といって、絞り環を動かすと同時に絞り機構も連動して動く。
これが「自動絞り式」だと 絞り環を動かしてもシャッターを切る瞬間までは絞り機構は解放の位置のままなので、ピント合わせは、一番明るい状態で合わすことができる。
ところが「実絞り式」の場合は、絞り環と同時に絞り機構も動いてしまうから、絞り値によっては、非常に暗い状態のファインダーでピントを合わせなければいけなくなる。
(だから解放絞りで先にピントを合わせてから希望の絞り値に合わせてシャッターを切ったりするらしい)
ところがこの「プリセット絞り式」だと、先に絞り環を動かして絞りを絞っても、”第3のリング=プリセットリング”を動かすことで明るい解放状態でピント合わせができるというものらしい。
もちろんシャッターを切る前にはこの”プリセットリング”を再び動かさないと思いっきり露出オーバー写真を連発してしまうらしいのだが・・・
まずはf=8でプリセットリングを解放の位置のままでシャッターを切ってみた。
s/s=1/250





今度は、プリセットリングを正規の位置にしてシャッターを切った。
s/s=1/40






曇り空の夕方に撮影したので かえって上の写真の方がいい感じだが、ピーカン照りだと思いっきり露出オーバーでしょうね。
事務所の「ハッピーちゃん」を撮ろうかと思ったが、前回と あまりにも光線の具合が違うので、また次回ということで。。。

そして、M42シリーズ 第三弾も 再びロシアン・レンズの『HERIOS-44-4 58/2.0』
なんでも、『”ツアイス ビオター”の完全コピー』と言われているレンズだそうです。
(ついに来たで! ロシア製パチモンれんずが!!)
ネットで事前にいろいろと調べたけど、これがなかなかどうして すこぶる評判がよろしいようで・・・・

では、また次回!!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

絞りの羽の枚数がただもんやないですねぇ。
逆光などの難しい撮影条件の画像が見てみたいです。(^^ゞ

Tod さんのコメント...

ワカサさん>
>逆光などの難しい撮影条件の画像が見てみたいです。

アハハハ、、そうですね~・・・・
(たぶんフレア出まくり。。 フードないし。。)
近日中にテストしてみます。。
絞り羽は、確か10枚だったかな~。。
ロシアンレンズには、「16枚」なんていう強者もあるようです。
たださすがに動きは重いラシイ。。。