2006/09/29

ロシアンレンズ~MC ZENITAR-M 16/2.8 FISH EYE

M42シリーズ第4弾、そしてロシアン・レンズ第三弾は、FISY-EYE(魚眼レンズ)だ。
魚眼レンズというもの自身 持つのも初めて、使うのも初めてなのだが APS-Cデジタルでの使用では レンズの中心部しか使わないので 魚眼というより少しデストーションのきつめな広角レンズってな感じらしい。
また 解放f値が2.8と明るいので、普通の広角レンズとして十分使えそうだ。
サイドに書かれた、「FISH-EYE」の文字。
一応フードらしき出っ張りはあるのだが、果たして効果はあるのか・・・?







このレンズもヤフオクでゲットしたのだが、現行品の新品。
カメラメーカー純正品なら、定価10万くらい。
サードパーティ製でも、5~6万はするが、そこはロシア製だけあって、安いの何の。。。





                   昨日(9/28)さっそく試し撮りがてら、彼岸花で有名な、「佛隆寺」に出かけてきた。
被写体に近づいて 見上げるように撮ると 広角レンズらしい感じになるが、魚眼とまでは、いかないな~。。






これも魚眼レンズには見えない・・・







しかしさすがに彼岸花の名所だけあって、あたり一面真っ赤っか!
やはり時期が少し遅かったのか、アップで写すと花の傷みがわかってしまうので 離れて、離れて。。。













MC ZENITAR M 16/2.8 
                                 

                                










 MINOLTA AF 50/1.4

今回は、色目を比べるためにMINOLTA 50/1.4も持っていったのだが・・・
私の目には ロシアン・レンズとの差があまりないように見えるのだが どうだろう。
色目はAF 50/1.4もあきらかに黄色いようだ。

2006/09/27

試し撮り~MIR-1B 37/2.8

今日はいい天気でしたネ~。
で、またまたロシアン・レンズの試し撮りだ。
今回は、まだきちっと写りを試してなかった、『 MIR-1B 37/2.8』だ。

まずは、いつもの和菓子屋さんの庭先に咲く、彼岸花。
実物も真っ白じゃなく、少し黄色がかかっていたが、バックの葉っぱを見ると、少し黄色みがきついか。。









桜の葉っぱも随分と色づいてきた。
こういう色を撮ると、ええ感じですね。





グァ~ッと赤い花ばかりで、どこにピントが来ているのか・・・
ネットで調べてみたが、このレンズ、やはりピントの山が見づらいらしい。
しかし、レンズでピントの山の見え方がこんなに違うものなのか・・・









レトロな雰囲気を出したかったんやけど。。
少しアンダーにしたほうが良かったかも・・・
少しピントが見づらいことを除けば、このレンズもなかなかいい写りです。
なんか国産のばか高いレンズを買うのがアホらしくなってきた・・・

以前ミノルタのレンズ(MD)をe-BAYで調べたらめちゃ高かったんで、別に気にもしなかったのですが、昨晩e-BAYを覗いたら、めちゃ安価格であるわ、あるわ、、、
ツアイズなんかも日本の半額以下で取引されているようだ。
う~ん・・・・
また悪い病気が・・・・

2006/09/23

ロシアン・レンズ~HELIOS -44M-4 58/2.0

いよいよロシアン・レンズの真骨頂、あのカール・ツアイスのパチモンレンズの登場だ。
ヘリオス-44M-4 というこのレンズは、ツアイス・ビオターのコピー物と言われている。
ただし、ツアイス・ビオターって一体どんなレンズなのか・・・・
わしゃ知らんのじゃが。。。(爆
なぜロシア製のレンズにツアイスのコピーが多いのか?
それは第二次世界大戦の終戦によって東西に分かれてしまった、世界一優秀なレンズメーカーが歩んだ運命による。
(詳しくは、ココを読んでネ)

レンズの大きさがレンズアダプターの径とよく似ているので、結果アダプターがほとんど隠れ まったく違和感がない。







このレンズは、実絞り式なので、絞って撮ろうとするとファインダーが暗くなるのだが、ピントの山は わりとつかみやすい。
これに比べ前回の MIR-1B 37/2.8 は、なぜかピントの山がつかみにくかった。
また、58ミリという焦点距離は、α7Dに付けると コンパクトな87ミリ/2.0という中望遠レンズとなる。
そう考えると、最短撮影距離=45cmというのは結構使いやすく、マクロっぽく花を撮影したりもできる。

(作例)

今日は、「お彼岸の中日」ということで、墓参りにカメラを持っていき、パチリパチリと撮ってみた。

f=5.6(多分・・・)、s/s=1/300,ISO=100,

天気も良かったのだが、見た目よりもコントラストが高めの様子。
キリッとした絵だ。
(パラメーターは全てノーマルで撮影)




お寺の境内に咲く、「芙蓉」の花。
f=3.5(?)、s/s=1/2000、ISO=100、

最短撮影距離近くで撮影。
(パラメーターは全てノーマルで撮影)



同じく境内のユリ。
f=2.8、s/s=1/1250、ISO=100、
コントラスト=+1





白いサルスベリの花。
s/s=1/800なんだが、絞り値は???(覚えとらん)
バックのボケからすると、3.5~4あたりか・・・?
コントラスト=+1




これもf=3.5~4くらいか・・・?、s/s=1/800,
コントラスト=+1

近鉄信貴線、単線線路の踏切。
オレンジ色がいい感じで映ってます。

カール・ツアイス・イエナに『パナカラー 50/2.8』という名レンズがあるそうなんですが、なんでも黄色や赤がこってりと映るらしいのですが、このレンズも同じような傾向があるのでしょうか。。
もう少し使い込まないとわからないけど、濃い色がより濃く出るように思う。

あ、そうそう、このレンズ。
もちろんヤフ・オクで手に入れたんですが、たったの 3.3K。。。
それでこれだけ映れば文句などあろうはずも御座いません・・・・

さてさて、驚異ののハイ・コストパフォーマンス・レンズ、『ザ・ロシアン・レンズ』で大盛り上がり(?)のM42レンズ・シリーズ。
さてさて第四弾は、あるのか?ないのか?

2006/09/21

ロシアン・レンズ~MIR-1B 37mm/f2.8

さてさて、お待ちかねM42シリーズ 第2弾。
今回からはいよいよ『ロシア製レンズ』の登場だ。
今日我が家に届いたレンズは、『MIR-1B 37mm/f2.8』という なんとも中途半端な画角のレンズ。
が、α7Dに付けると、約55ミリの標準レンズとなる。




さっそくα7Dに付けてみたのだが・・・・
前回のTAKUMARと逆で、レンズ先端側に絞り環、そしてマウント側にピントリングがある。
ところがこのレンズにはその間にもうひとつリングが存在する。
「これはなんじゃあ??」
さっそくネットで調べてみたのだが このレンズ、「プリセット絞り」という聞き慣れない機構を持つそうだ。
前回のTAKUMARは、「実絞り式」といって、絞り環を動かすと同時に絞り機構も連動して動く。
これが「自動絞り式」だと 絞り環を動かしてもシャッターを切る瞬間までは絞り機構は解放の位置のままなので、ピント合わせは、一番明るい状態で合わすことができる。
ところが「実絞り式」の場合は、絞り環と同時に絞り機構も動いてしまうから、絞り値によっては、非常に暗い状態のファインダーでピントを合わせなければいけなくなる。
(だから解放絞りで先にピントを合わせてから希望の絞り値に合わせてシャッターを切ったりするらしい)
ところがこの「プリセット絞り式」だと、先に絞り環を動かして絞りを絞っても、”第3のリング=プリセットリング”を動かすことで明るい解放状態でピント合わせができるというものらしい。
もちろんシャッターを切る前にはこの”プリセットリング”を再び動かさないと思いっきり露出オーバー写真を連発してしまうらしいのだが・・・
まずはf=8でプリセットリングを解放の位置のままでシャッターを切ってみた。
s/s=1/250





今度は、プリセットリングを正規の位置にしてシャッターを切った。
s/s=1/40






曇り空の夕方に撮影したので かえって上の写真の方がいい感じだが、ピーカン照りだと思いっきり露出オーバーでしょうね。
事務所の「ハッピーちゃん」を撮ろうかと思ったが、前回と あまりにも光線の具合が違うので、また次回ということで。。。

そして、M42シリーズ 第三弾も 再びロシアン・レンズの『HERIOS-44-4 58/2.0』
なんでも、『”ツアイス ビオター”の完全コピー』と言われているレンズだそうです。
(ついに来たで! ロシア製パチモンれんずが!!)
ネットで事前にいろいろと調べたけど、これがなかなかどうして すこぶる評判がよろしいようで・・・・

では、また次回!!

2006/09/20

試し撮り~TAKUMAR 55/1.8

昨日手に入れた、ペンタックスSマウントのレンズ SMC TAKUMAR 55/1.8をα7Dに付けて さっそく試し撮りをした。

事務所(実家)で育てている、幸福の木(通称;ハッピーちゃん)
f=4で撮影。
まったく普通に映ります。









桜(?)の木。
f=4。
な~んか柔らかい描写ですね。
ボケもうるさくないし、なかなかいいです。。





午後の強烈な西日を浴びた木。
f=4。
光とバックのバランスを考えると、こんなもんか・・・
スポット測光、+1.0、s/s=1/250)








萩(はぎ)の花。
f=2.8 だったかな~。。
マニュアル絞りなんで、あとでExifを見てもワカリマセン・・・・
これは中央重点測光で撮影。
マニュアルのレンズを使ってると、測光方式も昔ながらのスポットや中央重点測光のほうが似合う気がします。
根拠は、ナイけど・・・ 雰囲気、デスネ。。。

2006/09/19

カメラ熱も ついにここまで来たか!

「M42」という言葉をご存じだろうか。
「プラクティカ・マウント」、あるいは、「スクリュー・マウント」とも呼ばれる、カメラがまだMFの時代に一世を風靡したカメラ・マウントだ。
わたしの大好きなミノルタが 世界で初めて「AFカメラ-α7000」を発表して以来、 各社は競って独自のAF方式を編み出し、次々と新しいマウントを開発した。
一方このことにより、各社のマウントがそれぞれ独自なものとなってしまったため、カメラ本体とレンズは必ず同じメーカーのものにしないと装着できないということになってしまった。
しかしながらAF以前には、「スクリュー・マウント」と呼ばれる、ユニバーサル・マウントが存在していて、カメラ側とレンズがこのスクリュー・マウントを採用したものであれば、どのメーカーでも装着可能だった。
なぜかというと、カメラとレンズにはそれぞれ42ミリ径、ネジピッチ1ミリの雄ねじと雌ねじが互いに切られており(だからM42マウントと呼ばれるようになった)、ただ単純にカメラにレンズを「締め込む」だけだったからで、当然ながら絞りはレンズ側で行い、いわゆる「実絞り測光」と呼ばれる測光形式となる。
(のちには自動絞り機能のついたスクリュー・マウントのレンズも登場する)
そしてこのマウントを採用したメーカーは、冷戦時代の「東側社会」のメーカーがたくさんあり、なかでも東ドイツ、イエナで作られていた、「カール・ツアイス」は カメラ好きにはまさに垂涎の的のレンズである。
他にもツアイスやライカ製レンズをコピーしたロシア製レンズなどが安い価格で世界中に出回っている。
そして日本のカメラメーカーもこのM42マウントを採用したメーカーが複数あり、わたしの知っているものがペンタックスのSマウントと呼ばれるタイプのレンズで、レンズ名は、「TAKUMAR(タクマー)」と言う。

で、なぜ今M42マウントの話しをしたのかというと、実はこのマウントのレンズ、今あるほとんどのカメラに装着できることをいいたかったのだ。
わたしが愛用する α7Dは、ミノルタAマウント(現ソニーαマウント)なのだが、M42-αマウントという、「マウントアダプター(レンズアダプター)」を介せば、ほぼ問題なくM42レンズを装着できる。
もちろん絞り値や距離情報などをカメラ側に受け渡す術がないので まったくのマニュアル撮影になってしまうが、実際に初めて手に入れた、「SMC TAKUMAR 55/1.8」を付けてみると 測光はしているようで、絞り値をレンズ側で先に決めてから被写体にレンズを向け、シャッターを半押しすれば、適正露出かどうか教えてくれるので、カメラ側でシャッタースピードを合わせば何の問題もなく使える。

実際にα7DにTAKUMAR 55/1.8を付けてみた。
APS-Cなので、35ミリ換算では82.5/1.8というポートレートには丁度いい塩梅の画角になる。












レンズは非常に小振りだが、金属製の鏡体はズシリと重い。












なかなか男前じゃ!













今回オークションで手に入れたこのレンズ。
なんとたったの2K!
ほかにも数点ロシア製のレンズを手に入れるべく、ヤフオクでウォッチしまくりなのだが、いずれも3K~10Kまでで十分手に入りそうだ。
人気のツアイスでさえ、物にもよるが 10K以内で落札されているものもあり、しばらくM42沼に浸かってそうだ。。

次回は、試し撮りの様子をアップしますので、お楽しみに!(楽しんでるのは本人だけか!)

2006/09/04

カメラ・バッグ

唐突ですが、わたしゃカバンが好きだ。
趣味で始めた写真だが、カメラとレンズを持ち歩くには当然カメラ・バッグが必要。
そこでいろんなシチュエーションに合わせて買い集めたカメラバッグもクッションBOXを入れたディ・バッグを含むと、すでに5個。
「もうこれ以上イランやろ」というヨメを無視しつつ今回手に入れたのが、『クランプラー』というメーカーのバッグ。
このメーカーはもともとチャリンコに乗りながらもジャマにならずに使える、「メッセンジャー・バッグ」を作り出したメーカーらしいが、PC用やカメラ用のものも最近作っており、特にカメラ・バッグとは思えない おしゃれなデザインから愛用者も増えているらしい。
ただしわたしが買った物は、カメラ・バッグではなく、「ザ・スープ&サラダ」という普通のメッセンジャーバッグで、これに専用の「バケット・インサート」と呼ばれるカメラポーチを中に入れて使う恰好だ。
これならポーチを出してしまえば、普段使いとしてもOKなんで、いろいろ使えて便利そうだ。
そしてこのバッグを使うシチュエーションなのだが、町中や神社仏閣の桜や紅葉の撮影。
移動は電車などの公共交通機関を利用し 持ち運ぶレンズは、70-200/2.8、28-75/2.8、100/2.8Macro、20/2.8、50/1.4といったところ。
ここで最大のキモは、カメラに70-200/2.8を装着したままでバッグに収納できることだ。

これが、『ザ・スープ&サラダ』と呼ばれるメッッセンジャー・バッグ。
結構大柄なバッグで、これだけでも重宝しそう。。







実際にカメラ機材を収納した様子。
映っているカメラ(α7D)には、70-200/2.8を装着している!







奧が、バッグ本体。
その手前左が、『バケット・インサート』。
レンズは、28-75/2.8、20/2.8、50/1.4、100/2.8Macro。
それに70-200/2.8を装着したα7D。
手前のコンパクトな三脚はバッグのフタとインサートのフタの間にはさむようにして収納。
これだけの物が、上の写真の様に収納できる。
ただし、白レンズに使うには、ちと無理があるが・・・