2006/02/27

本日は、スノー・シューでウォーキング

2泊3日の予定で訪れた乗鞍高原。
その最終日は、再び雲一つないピーカン晴れ。
さてこのお天気に背中を押されるように ペンションを出発したアホアホ夫婦は、今度は「スノー・シュー」を履いての雪原ウォーキングに出かけた。
乗鞍高原では 最近ゲレンデ・スキーだけではなく、歩くスキーや雪原ウォーキングが盛んに行われているが、初心者がこんなに気楽に体験できるのも珍しい。
私たちは今回が2度目のスノー・シュー体験だが、まだまだ初心者の私たちがまず目指したのは、昨日スキーをした「乗鞍温泉スキー場」ではなく、同じ乗鞍高原にある「いがやスキー場」だ。
昨日トリノでの日本アルペンスキー史上50年ぶりとなる4位入賞を果たした皆川だが、1956年に日本人で初めてオリンピックのアルペンスキーで銀メダルを取った、猪谷千春氏の名前が付けられたスキー場がここである。
ここに車を置いて スノー・シューに履き替え、ツアースキーコースに入り「休暇村ゲレンデ」を目指す。
行きはとにかく延々と上り坂が続く。
初心者なら普通は一ノ瀬園地を目指す方が、上り坂も少なく楽なんだが、そこは一昨日山スキーを履いて訪れたので、今回は気楽に歩けるスノー・シューということもあって 少し難度を上げたのだ。
昨日の積雪~降雨で荒れた雪原を登ること2時間。
やっと最初の目的地、「休暇村ゲレンデ」のレストハウスに到着。
ここで軽く食事をして次の目的地、「善五郎の滝」を目指す。
しかし雪のない季節なら道標を見ながらなんなく着くのだが、積雪のためこの道標が雪で埋もれてしまい どっちへ行けばいいのかわかりにくい。
ただ幸いなことに先に滝を目指して歩いた人がいたようで その人の足跡をたどりながら林の中を進むとやがて「善五郎の滝」に到着した。
1月や2月初旬の真冬の頃なら滝が完全に凍っているのだが、さすがにこの時期には滝の一部が溶けてものすごい勢いで水が流れていた。
もちろん凍りついたままの滝の姿も同時にみられ、しばらくこの自然が生んだ水と氷の彫刻に見入ってしまった。
そしてここから一度一ノ瀬園地を目指し、足跡を辿りながらさらに林の中を歩くと やがて行きに歩いたツアースキーコースに出たので、一路いがやスキー場を目指し、無事到着。
4時間30分の雪原ウォーキングは、非常に気持ちのいい汗がかけた、すばらしいものだった。


スノー・シューとは、いわゆる「かんじき」です。
裏には雪原を歩くためにアイゼンが取り付けられています。













最初の目的地、「休暇村ゲレンデ」を目指し ひたすら歩く、わたしの哀愁漂う背中。












疲れて一休みしながら眺めるこの景色に再び元気をもらいながら ひたすら歩く・・・・














「善五郎の滝」へは、このように林のなかを歩きます。
しかも目印は、見たこともない人の「足跡」のみ。
人間生きていく上で 他人のことを信用することも大切です。















見事に凍った「善五郎の滝」。
左端の部分のみ氷が溶けて水が大変な勢いで流れていました。

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