2006/01/05

奈良・東大寺散策、そして・・・・

正月三が日もあっという間に終わってしまい、明日が仕事始めという1月4日。
「食っちゃぁ、寝」の生活リズムを正せねばならん。
「よし、体を少し動かすか・・・」と軽いノリで向かったのは、奈良・東大寺。
今回はお決まりの「大仏殿」には立ち寄らず、裏手にある「正倉院」の前を通り、二月堂へ向かう。




写真は、二月堂に向かう途中、「鐘楼」に通じる石段。



















鐘楼は、鎌倉時代に再建されたものだが、「梵鐘」は、奈良時代当時のものらしい。
この梵鐘も大仏様と同じように 非常に大きいもので、毎年大晦日などに突かれるらしい。
どんな音がするのか、一度聞いてみたいものだ。

写真は、先日手に入れた AF 50macro F2.8で撮影。







「お水取り」が行われる「二月堂」、本尊「不空羂索(ふくうけんさく)観音」などずらりと並ぶ国宝仏像が有名な「三月堂」。
それに千手観音を本尊とする、「四月堂」がある。

写真は、三月堂正面からみる二月堂。











二月堂の境内からは、奈良平野が一望できる。
写真は、境内の欄干越しに望む、大仏殿。





奈良といえば、鹿。
鹿にレンズを向けシャッターチャンスを待っていると、数匹の鹿が、1列にうまく列んでくれた。










東大寺周辺を散策し、若草山のふもとあたりに来ると時刻は、昼前。
腹がへったな~・・・と思いながら道しるべを見ると、「鶯の滝 4.4Km」とある。
どうやら「春日山原始林」の中の遊歩道を行くと、滝があるようだ。
一応ノルディック・ポールも持参していることだし、「歩くべ・・・」
こうしていつものアホアホ夫婦は、腹がへっているのも忘れ、約3時間のウォーキングを始めたのだ。。。



「天然記念物 春日山原始林」。。
ふむ、ふむ・・・・・

とりあえず、鶯の滝を目指してウォーキング、スタート。。。












春日山原始林のなかを行く遊歩道。
思ったより勾配も緩く、快適なウォーキング。
ただじゃり道なので、ポールが滑る。
ラバーグリップをはずそうかとも思ったが、試しにグリップの前後ろを通常とは逆にして歩いてみると これがなかなかよろしい。
へへへ、新発見。。。










歩き始めて約1時間半。
目指す滝までもうすぐ。。。













目的地の「鶯の滝」に到着。
初めて訪れる滝で思いの外小さな姿だが、清楚で清らかな滝だ。
ここでしばらく写真撮影。
あいにく今回は 三脚を持ってきていないので、手ブレぎりぎりのシャッタースピードで撮影。












AF 100-200 F=4.5 s/s=1/13, F=8, EV=-0.7, ISO400




しばしの休憩で汗もひいたので帰路につく。
まずは、「首切り地蔵」までの坂道を上る。
首切り地蔵を過ぎ さらに進むと、「芳山交番所」に出る。
なぜこんな山中に交番が・・・と思うが、ホントにおまわりさんがおりました。。。


この交番を過ぎると 人里までは下り坂が続く。
しかし登りと同じく、勾配が緩いので、ラクチン。。。





「南部交番所」まで下りてくれば、この先は春日大社の参道だ。
約3時間のウォーキングは終了。
最後の目的地、「奈良写真美術館」へと向かう。












新薬師寺の近くにある、「奈良写真美術館」。
設計は、黒川 紀章。
ここはぜひ訪れたいと思っていた施設で、ここには 奈良・大和路を題材にたくさんの作品を残された、写真家 入江 泰吉氏の作品が すべて収蔵されている。

なぜ今回、東大寺を訪れるに際して わざわざ大仏殿の裏手を抜けて二月堂に向かったのか。
実は入江氏の作品にこの裏手の細い通りを撮影したものがあり、ぜひ同じ場所を訪れたいと思っていたのだ。
東大寺周辺は入江氏お気に入りの場所だったらしく、「奈良を撮影するなら、まずは東大寺」と生前常に言われていたらしい。
確かに、そこはいにしえの奈良を偲べる場所だった。

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