バース・ディ

と言っても、わたしじゃあなく　ヨメの誕生日なのだ、今日は。。
で、バース・ディといえば、「バース・ディ・ケーキ」。
幸いなことにこの近所には結構うまいケーキ屋が２件ある。
ひとつは、近鉄山本駅前にある、「モン・ナポ」。
この地に開業して３０年以上経つ　地元の名店。
そしてもうひとつが去年、そして今年と2年連続でケーキを買った、「パテシエ・オカダ」。
今年は６インチのイチゴたっぷりのケーキだ。
夕食の後、少し間をおいてからいよいよケーキの登場。
がしかし、ローソクが、ない。
どうやらケーキ屋のおバカなアルバイト君が入れ忘れたようだ。
時計をみるも、すでに閉店時間から1時間以上も経っている。
が、とりあえず電話をしてみる。
と、明日の仕込みをしていたのか、はたまたまだ未熟な技術を磨こうとしていたのか、ケーキ職人らしき若い男性が電話に出た。

ｵｯﾁｬﾝ：「あ、もしもし？　あの今日誕生日ケーキを買った者なんですが、お願いしていたローソクが入ってないんやけど？？」

ﾆｲﾁｬﾝ：「あ、申し訳ありません。　これからでもよければお持ちしますが？」

おう、それはなんともうれしいことだ。
たかがローソクなのだが、バースディ・ケーキにローソクがないとどうも気分がのらんし、それに店からウチまで歩いても１０分とかからない距離だ。

ｵｯﾁｬﾝ：「そら助かるわ。　待ってるから持ってきてよ。　本数は、３？本！」

ﾆｲﾁｬﾝ：「承知しました。　では、ご住所をお願いします。　はい、やおし・・・・えっ？・・・・あ、はい。・・・・・えっ？　あ、すみません。　はぁ・・・・も、もう一度・・・・あ、す、スミマセン・・・・」

一生懸命こちらのいう住所や電話番号を聞き取ろうとしてるようなのだが、どうもこちらのいう言葉が通じないようだ。

ｵｯﾁｬﾝ：「いや、せやから、・・・・聞こえてる？」

ﾆｲﾁｬﾝ：「あ、はぁ、ｽﾐﾏｾﾝ・・・・もう一度・・・」

ｵｯﾁｬﾝ：「・・・・あのなあ、にいちゃん、ええかげんにせえよ？あ～、　アタマ悪いんか、オマエ？？」

すると、

ﾆｲﾁｬﾝ：「スミマセン、で、電話の調子が悪くて・・・」

ｵｯﾁｬﾝ：「じゃっかましいわい、ぼけ～～！！　ガタガタ言わんと、今すぐローソク持ってこんか～、カス～～！！」

それから３０分あまり・・・・
待てど暮らせど来ないローソクはあきらめて、「もう、食べようか・・・」と小皿に切り分けてる最中、やっとローソクが届いた。。。
ローソクを届けに来たのは、きっと　きほどトンチンカンな電話の応対をしていたケーキ職人のにいちゃんなんだろうね。
おわびにとショート・ケーキを置いて帰りました。。
別にそう気い遣わんでもよかったのに、ねえ。。。（笑

さっそく届いたローソクに火を付ける。
普通これだけの本数なら、「大のローソク１本がローソク５本分ね」とかするんやけど、よほど気が動転してたんかね～、もうこれ以上はローソク立てれません状態です。
まあただでショート・ケーキをもらったから言うんじゃないですが、確かにウマイです、ここのケーキ。
もし、近所に来ることがあれば、一度寄ってみてください。（狭いですが、喫茶コーナーもあります）
場所は、ココ。